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五十肩と間違われやすい腱板炎

  • 執筆者の写真: ayame-harikyu
    ayame-harikyu
  • 2012年5月17日
  • 読了時間: 2分

五十肩と誤解されて来院された患者さんがいたのでコメントをさせていただきます。

実際、五十肩と誤解されている方が思った以上に多いです。

来院される患者さんの中には整形外科で診断された方もいました。

通常は接骨院で五十肩と言われたという方が多いです。

五十肩は別名『凍結肩』と言われるように

肩が固まったような病態で、関節を覆っている膜が癒着や萎縮を起こす病気です。

一方、

腱板炎(特に棘上筋)とは 回旋筋腱板(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋)という肩甲骨の肩峰の下をくぐって腕につく筋肉・腱の炎症で、

どちらも動かすと痛むのが共通していますが、肩関節の可動域に大きく違いがあります。

五十肩の場合は明らかに肩の関節が動かせません。

腱板炎の場合は可動域にさほど問題はありません。

この二つの疾患に対する運動療法は大きく違います。

    前者は痛くても動かさなくてはいけません(慢性期のみ)が

    後者は痛い方向への運動は避け筋力トレーニングをします。

 時折、痛い方へ動かして楽になることがありますが、

これは当たっている腱板がすり減るためです。

ですから、腱板炎を五十肩と思って動かしすぎると

腱板断裂という病態をまねくことになるので気をつけてください ただし、腱板炎を放っておいて動かさなくなると五十肩になることがあります。


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