<28>50代男性:頸椎症
- ayame-harikyu
- 2018年5月8日
- 読了時間: 3分
針は”痛い”と勝手に思い込んでいて今まで避けていましたが、
首を悪くして(医師の診断で1ヶ月の休養)知人の紹介もあり、
治療を受けることになりました。
最初は針に対して抵抗がありましたが、
思ったより痛くなく、
気がつくと気持ち良さに寝てしまうこともしばしば。
仕事を休んでいることもあり、
集中的に通ったおかげで(4〜5回)ほぼ良くなりました。
これからも週に1回ぐらい健康維持のために通うつもりです。
勝手な思い込みで
針は痛いと言うイメージを持っていたのは反省です。
<28>50代男性:頸椎症の症例
主 訴:右首、右肩甲骨内側の痛み、右腕のだるみと力が入らない
その他:腰痛(特に中腰の痛み)、腰のだるみ
上り坂や階段を登る時、脚が前に出にくい。
・・・経 過・・・
4日前、肩甲骨に違和感を感じた。
翌朝(3日前)、起きようと体を起こした時に
首から肩甲骨全体が痛くて起き上がれなかった。
翌日、病院へ行き頸椎症と言われ、1ヶ月間休養が必要とする診断書をもらう。
病院からもらった薬を服用し少し症状が改善している。
・・・所 見・・・
西洋医学的所見
前屈(ー)
後屈(+)右首から右胸椎と右肩甲骨に痛み。
側屈 右(+)左は右のつっぱり感のみ
回旋 右少し痛みあり、左(ー)
腕の腱反射は全て異常なし。
東洋医学的所見
肝腎両虚瘀血
・・・施術方針・・・
首から肩の血行を良くする。
特に腎が弱いので腎を主に施術。
・・・施 術・・・
初 診(4/ 6)
2回目(4/ 7)8割楽になる。
後屈:首の付け根のみ痛みあり。
側屈:右の痛みはなし、左はつっぱり感あり。
3回目(4/ 9)後屈:(ー)
側屈:右は右脇と肩甲骨の下に響く感じがする。
左のつっぱり感はなくなる。
2回の施術後右腕のだるみ、力が入らない状態は改善。
4回目(4/11)首の痛みはほとんどない。
左右の側屈の時に左右の脇下につっぱり感が出てくる。
腰の調子が良い。中腰の痛みなし、足の運びが軽やかになる。
5回目(4/13)なんとなく痛みや違和感あり。
床屋へ行った時に首の座り良さに気がつく。
6回目(4/16)ほとんど気にならない。
・・・結 語・・・
このかたは病院で頸椎症と診断されました。
所見などから得た印象は
首の変性による神経の圧迫ではなく
首の不安定さにより周りの筋肉のバランスが悪くなって
今回の症状が出た印象を受けました。
よく腕のだるみ、しびれ、痛みは
頸椎に問題があると病院でよく指摘されその治療をします。
しかし、そうでない場合もあり、
そういう場合は治療が効かないことがあったり、
逆に首を牽引して悪化することもあります。
私はこういうタイプは頸肩腕症候群として扱います。
ですから、今回は頸肩腕症候群の施術をしました。
また、頸肩腕症候群は骨盤の悪い方が多いです。
ですから、首ばかり腕ばかりするのではなく
全身の施術をされると早く良くなります。
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