膝の痛み
- ayame-harikyu
- 2012年6月11日
- 読了時間: 2分
70歳前半 女性 身長151㎝
体重:50kg
主訴:左膝の内側と外側の痛み
<経過>
20日前、自宅で転んで左膝頭を打つ。 外傷当時は膝をつくことができなかったが、数日後できるようになる。 しかし、30分座わった状態から歩き出すときに
左膝がキヤッという痛みが走るようになる。
病院にて膝の軟骨が減っていると言われ注射をするが、かえって痛みが増す。
ほかの病院でも同様の診断と治療を受け、現在は整形外科でリハビリを受けているが、
改善は見られない。
10日ほど前から徐々に熱感と腫れが出て来た。 歩くときの左膝の内側と外側の痛みが強くなってきた。
前回の「症例:膝の不安定感」の患者さんから当院の紹介を受けて来院。
<所見> 膝蓋跳動テスト:左ー少し陽性。 膝蓋圧迫テスト:左ー少し陽性。 圧痛:左大腿外側広筋下部顕著、左大腿内側広筋下部顕著 熱感と腫れ:左大腿外側広筋下部顕著、 左大腿内側広筋下部顕著。膝の裏も顕著。
※用語説明 膝蓋とは膝頭のことを指します。 膝蓋跳動は水がたまっているかを診るテストで 膝蓋圧迫テストは膝蓋の裏の状態を診るテストです。 大腿外側広筋とは太ももの『外側』の筋肉です。 大腿内側広筋とは太ももの『内側』の筋肉です。 印象:筋炎。
<施術> 1回目 施術方針は炎症を鎮めることに重点をおきました。 (1日目) また自宅でのアイシングを指導しました。 2回目 朝から痛みが楽になり歩くのが楽。患部の熱感と (4日目) 腫れは半減。
圧痛も左大腿外側広筋下部のみ。
3回目 家族に歩いた方がいいと言われ、長い時間歩いたら (6日目) また痛みが出て来た。 圧痛は左大腿外側広筋下部と左膝蓋の内側下部。 注意!: 筋炎が起きている場合は炎症が治まるまでは
長時間は歩かない方がいいです。 4回目 歩くときに膝の裏がキヤッとすることがある。 (8日目) 主訴の歩くときの痛みはないが左大腿外側広筋の 圧痛は少しある。
患者さんはこのあと旅行に行っている為、 太ももの筋肉をトレーニングするように指導 炎症が治まっていれば歩くように指導 をしました。 ※主訴の痛みがなくなったので症例はここまでの記載で 終了します。
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