鎮痛効果:帯状疱疹の痛み
- ayame-harikyu
- 2016年9月7日
- 読了時間: 2分
◉鎮痛効果◉
鍼灸の得意分野で鎮痛効果があります。
今回は最も激痛と言われる帯状疱疹の鎮痛効果についてです。
日本では帯状疱疹は皮膚科で治療を受けます。
しかし、鍼灸治療でも劇的な効果が期待できます。
中国では帯状疱疹の治療で来る方が 日本より圧倒的に多いです。
私が中国で見た方は 殆ど紅斑ができている状態で来る方が多かったので 痛みが出てから数日経っていると思います。
日本では 帯状疱疹にかかった人の中には なかなか治りにくく、 治ったあとでも痛みが残る 帯状疱疹後神経痛に悩まされる人もいます。
中国では帯状疱疹の治療後、 すぐに痛みがほぼなくなります。
しかし、 また翌日には痛みが出てくるので治療をします。
だいたい3日目から痛みは落ち着いてくるようです。
中国では治療は毎日続けるのが基本なので、
帯状疱疹の治療も毎日続けます。
早い人では7回くらいでよくなります。
痛みが気にならなくなるのは3回目くらいからですが、
そこでやめてしまうとまた痛みが出てくるので、
痛みがなくなっても暫く治療は続けることになります。
中国では帯状疱疹の痛みは全く残っていないので
私の留学中は 帯状疱疹後神経痛の人を見たことがありませんでした。
日本では 帯状疱疹後神経痛で悩まされている人は 殆ど治療効果がなく その痛みのまま延々と過ごしている方がいます。
最終的にペインクリニックへ通院し 神経ブロックをしても痛みは治まらず、 医者には治らないと断言されているのが現状です。
そして数年経った頃に痛みに耐えきれず 鍼灸治療を受けるというパターンになりますが、 その頃には患部の組織自体も変化を起こしているので かなり難しいです。
難しい理由は なかなか改善しにくいのと 施術をして行く過程で悪化する症状が出る ことがあるからです。
・・・全てにおいてですが、・・・ 急性期に鍼灸治療をすれば かなりの確率で早く改善されます。
しかし、慢性の状態が長いほど改善しにくく、 施術の過程で症状が悪化することが出てきます。
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