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鬱病 研修中での体験

  • 鬱病
  • 2014年3月19日
  • 読了時間: 2分

私が東京で研修中の症例です。 年齢は20代前半の女性。 初めての来院のとき、お母さんと姉兄の3人に付き添われてきました。 一人で歩く事ができない様子でした。 外見はひどく痩せて、皮膚もカサカサでボロボロしていました。 本人は話す事ができないので、お母さんから事情を聞きました。 食べる事、入浴する事などの日常的な活動ができないという事でした。 先生が一通り診てから、はり灸治療に入りました。 まず、鍼を打つときになると泣き始め、ぐずりました。 先生はゆっくりと浅めに鍼を刺していきましたが、

泣くのはなかなか止みませんでした。 施術後、 患者さんは泣いてはいませんでしたが、

相変わらず一人では歩けず家族に支えられ 表情もなく帰っていきました。 こりゃダメかな?って思っていたら、2回目は一人で来院、 それもちゃんとしゃべる事ができ、 具合がいいとの事もちろん施術中は泣いたりしていません。 この出来事は本当にビックリしたました。 正直、鍼で効くのかな~って思っていたので。 内科疾患はよく効くのは知っていましたが 精神疾患も効くとは、この頃の私は知りませんでした。 しかし、 臨床では精神疾患の他に 神経内科の疾患にも 鍼灸は良く効きます。 この事については面白い説があります。 それは発生学からの説です。 人は受精卵から細胞分裂をして胚ができます。 その胚はまた3つに分かれるのですが、 その一つの区域から皮膚と神経系が分化していきます。 この事から 皮膚と神経系は深い関係があるから、 皮膚を刺激する鍼は神経系にも影響を与えるという事に なるみたいですよ。

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