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血圧調節:高血圧

  • 執筆者の写真: ayame-harikyu
    ayame-harikyu
  • 2012年4月29日
  • 読了時間: 2分

鍼灸治療の血圧調節には①血圧を下げる効果と②上げる効果があります。

そのうち血圧を下げる鍼灸治療を受ける方が殆どです。 東洋医学では高血圧の原因を五つに区別しています。

    1、肝火亢盛

    2、陰虚陽亢

    3、痰湿壅盛

    4、気虚血瘀

    5、陰陽両虚

そのなかで 肝火亢盛 の説明をします。

肝火亢盛とは 一言で言えばストレス性のものを指します。

肝という五臓は伸びやかな状態を好み、気のめぐりにも関与する為、

伸びやかな状態を妨げると肝に異常が起こり、気のめぐりが悪くなります。

気の巡りが悪くなり滞ると熱を帯びやすくなるため『肝火』 という状態になります。

この肝火は上へのぼりやすくなるので高血圧の症状がでるという訳です。

施術方針は

肝の状態を正常に戻し、気の巡りを良くし、火を下ろします。

患者さんで

降圧剤を10年間服用しても180/80mmHgの方が来院しました。

 診断をしたところ 肝火亢盛ではないのですが肝気鬱滞という状態でした。

4回目の鍼灸治療で 130/60mmHgになりましたが、

しばらくすると160/80mmHgになり、

120/60~150/80mmHgの間を行ったり来たりする状態が 約1ヶ月半続きました。

その後、135/70mmHg前後に落ち着いている感じでしたが、

この方の父親が逝去されると

血圧が100/60mmHg以下になったので医師と相談して薬をやめることになりました。

すると120/70mmHgと安定しました。

 この方の場合、

父親が認知症で介護を数年に渡ってしていました。

 父親が亡くなったとたんに血圧が急に下がったのは やはり介護というストレスが関係していると思われます。

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