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蓄膿症

  • 執筆者の写真: ayame-harikyu
    ayame-harikyu
  • 2015年5月25日
  • 読了時間: 3分

主訴:蓄膿症

この方は以前、 症例(2015年1月)の『ふくらはぎがつる』方で蓄膿症もあるので

足の状態が良くなったら蓄膿症の鍼灸治療もすると言っていた方です。

年齢/性別:70代前半/女性 ・・・経 過・・・ 30年ほど前に発症。 2軒目の耳鼻科で症状が落ち着くようになった。 しかし風邪を引くと悪化してなかなか治まらない。 抗生物質を服用中は良いが中止するとまたもとに戻る。 病院では蓄膿症は治らない病気と断言される。 手術をしても再発することもあるとも言われる。 蓄膿症は鍼灸治療で改善することがあるので 勧めてみると施術を受けることになりました。 ・・・症 状・・・ 鼻づまり、青ばな、臭いにおいがする。 起床時には鼻からのどを通ってドロッとした痰がでる。 ・・・施 術・・・ 2014年12月9日から鍼灸治療を始めました。 蓄膿症の施術と今までの施術を交互に行ったので2週間に1度の割合で行いました。 1回目12/9 2回目12/24 前回、施術の翌日(12/10)から右頰骨に激痛が起きる。          触れないほどの痛みが5日間続き、

         翌日には病院へ行こうと思ったぐらいひどい痛みだった。          が、翌日、突然、痛みが嘘のように全くなくなった。          その間、鼻づまり、青ばな、臭い、痰が少しずつ改善していた。 3回目 1/7  前回の施術後は鼻づまり、青ばな、臭いはしない、          起床時の痰が減っていたが、正月に風邪を引いてからまた悪化し、          抗生物質を飲み始める。 4回目1/21  変化なし 5回目2/4   1週間ほど前に抗生物質を服用し過ぎでは?と言ったら

         その後すぐ服用をやめたとのこと。 2/4の来院には鼻声で症状が悪化しているように思えた。

鼻水が少し、青ばなが出るとのこと。 それから2/5、6と鼻の状態が悪化した。 病院に行って抗生物質をもらったらと家族に言われたが、

そのまま行かずにいたら、 その後、徐々に症状も良くなっていった。

6回目2/18、7回目3/2、8回目3/18以降、鼻づまりも徐々に減って殆ど異常なし。 9回目3/31  3/24にテレビを見ていたら、突然のどに歯のような物体が

         ゴボッと出てきて思わず吐き出した。          のどに出てきた時は激痛が走ったとのこと。          見てみると、真っ黒い1.5㎤ほどのさいころ状のものに粘膜がべっとりと

         絡まっているものが2つあったとのこと。          それを水洗いして粘膜状のものを除去して来院。

         私が見たときには緑かかった黒い物体でした。

この出来事があってから、鼻の通りもとても良くすっきりしているとのこと。 この日から蓄膿症の薬の服用はやめたとのこと。 5月25日現在全く蓄膿症の症状は出ていません。

・・・結 語・・・ 今思えば、 初めて蓄膿症の施術をした翌日の右頬骨の激痛は もしかしたら、 今回排出した黒いものが剥がれた時の痛みではなかったのかなと 考えてしまいます。 どちらにしろ、 黒い物体は副鼻腔から出てきたものとしか考えられません。 そう思うと 本当に人間の体は上手くできていると感心してしまいます。 また、抗生物質の服用をやめたときも一度は悪化しますが、 回復していくところが治癒力の面白さを感じました。

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