歩行障害
- ayame-harikyu
- 2012年5月1日
- 読了時間: 2分
60代後半、女性
身長:150㎝
体重:60kg
現病歴:不整脈、高血圧症
主訴:歩きづらい
<経過>
平成23年5月下旬頃、徐々に歩きづらくなるのを感じる。
病院にて腰部、股関節のレントゲン、MR検査を受けるが異常なし。 他に2軒病院へ行くも結果は同じ。
鍼灸院へ6月から1ヶ月ほど通院するも変化なし、 7月から他の鍼灸院へ1ヶ月通うが変化なし。
前者の治療は、はり100本という全身を刺す療法のよう、 後者は円皮針(シールに1~2ミリ程度の鍼がついたもの)を数日間刺しておく療法。
8月に当院へ来院。
来院当時は『歩行障害』『めまい』『吐き気』『下痢』が続いていて顔色がとても悪く、立っているのも辛そう。
大腿部(太もも)の筋肉はやせ細り大腿骨の骨が目立つような感じ。
血圧:90㎜Hg/60mmHg
脈診:緩、滑、虚 (左の寸は弱)
舌診:淡紅、紋理細、嫩
腱反射は殆ど反応なし、筋力テストも減弱。
腰椎1番から4番にかけて極端に後湾。
<施術>
施術方針:①脾気虚に対する配穴。
②腰神経4番5番の改善。
8/ 3 初診
8/ 6 前回の治療後歩きやすくなる。
8/12 左脚は良いが右股関節あたりに違和感を感じる。
8/20 同上。
8/24 同上。下痢が治まる。
8/31 腱反射は変化なしだが筋力テストは殆ど問題なし。 歩きづらさは気にならない。
9/ 6 施術を1週間空けると少し歩きづらくなる。
以降、週に2回のペースで来院。
9/6以降の症状としては 時々右股関節に違和感を感じるということと 時々腰部がだるいということでした。
計20回ほどで歩行に関しては殆ど問題はないのですが用心の為と
ある事情のため暫く通うことに。 この頃には大腿部の筋肉も少しずつつき始め、骨の出っ張りが目立たなくなりました。
計40回ほどで終了
めまい、吐き気は低血圧症に似ているので医師に相談することを勧めました。相談の結果、降圧剤を減らすことになり調節後すぐ症状は消えました。
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